夕焼けの、そこかしこ。
最近は近くの公園を歩いていると、夕暮れ前にオレンジがかった陽が差しこみます。
少し前のただ明るさの強かった同じ時間とは一味違う、残暑の木漏れ日の中を歩いています。
この暑さのため、普段は立派に空を指す松や欅の枝たちも、日に日に枝垂れてきました。
この枝垂れぐあいを、どこかで見た、と思い、思い浮かんだのは台湾の残暑の照りつける日差しの中で見上げた、樹々の姿。
あちらの夕陽は日暮れ前にさらにさらに濃いオレンジ色になります。
自動車の際すれすれに信号待ちをする、自転車とオートバイがいっぱいなった交差点に、強烈な西日が差し、運転する人はさぞ運転しづらかろうと思ったものです。
しかし、そんな夕陽は束の間で、太陽が沈むと直ちに暗くなり、屋台が賑わう夜の時間がやってきます。
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さて、散歩から一息ついてドアを開けると、夕暮れと夜のあいだのいい時間が広がっていました。
濃い、青の時間。
みなさま、どうぞ、ご機嫌よう。
TOMOYO