コンサート 演奏曲のご紹介…その②

今回のコンサート演奏曲をご紹介・・・その②

*喜びの島・ドビュッシー(1862-1918 フランス)

フランスの作曲家、クロード・ドビュッシー。
モネやドガなど、印象派の絵画から作曲のインスピレーションを与えられて生み出された傑作が多く、この「喜びの島」はヴァトーの「シテール島への巡礼」という絵が題材になって作曲されました。
幸福な恋人達が、愛、宝、欲しいものに満ち満ちている古代ギリシャの女神ヴィーナスの島へ船出する…という情景が描かれた作品です。(現在ではルーブル美術館でこの絵を見ることができます。)
http://www.louvre.fr/…/%E3%80%8A%E3%82%B7%E3%83%86%E3%83%BC…

*ツィゴイネルワイゼン・サラサーテ(1844-1908 スペイン~フランス)

作曲者のサラサーテは、ヴァイオリンの大変な名手でした。スペインの北部、フランスとの国境に近いパンプローナに生まれ、早くからヴァイオリンの才能をあらわし、10歳でときの女王の前で演奏を披露する腕前。パリで演奏活動をし、多くの作曲者が彼のために曲を書き、捧げました。
このツィゴイネルワイゼンは、そんな彼が作曲した作品、それゆえ、ヴァイオリンの名人芸が随所に出てきます。
印象的な出だしはテレビはゲーム等、悲劇的なシーンでしばしば使われています。前半はゆったりと、ロマの民族の民謡や、東欧の大衆音楽のメロディーが組み合わされたメロディーが続き、後半は華やかに、息つく間もなくヴァイオリンの技が飛び出します。見どころ、ききどころたっぷりの作品です。

*月の光・ドビュッシー(1862-1918 フランス)

作曲家や画家には、生涯一つのスタイルを貫く人と、時期によって作風が変化する人がいますが、ドビュッシーはどちらかというと後者に近く、自分のスタイルを人生の中で深く深く追求していった作曲家だと感じています。この作品は若いドビュッシーがピアノのために作った初めての組曲、ベルガマスク組曲の中の一曲。
私が普段演奏させていただく中でも最もリクエストの多い人気の作品です。

*ラプソディー イン ブルー・ガーシュウィン(1898~1937 アメリカ)

ガーシュウィンはアメリカを代表する作曲家。彼のキャリアは、レビュー音楽を始めとする娯楽音楽の作曲家として始まりました。
のちに独学で管弦楽法をマスターし、多くの協奏曲のほか、ミュージカルを生み出しました。ジャズのスタンダードとしても、彼の作品は多くの人に親しまれ続けています。
ラプソディーインブルーは、もともとジャズバンドとピアノのために作曲されたものです。1924年、「近代音楽の実験」という演奏会のために依頼され、多忙な中大急ぎで作曲したと言われています。移動中の汽車の中でアイデアを練っていたという話も残っています。
この曲は昨年のコンサートのリクエストコーナーでいただいた一曲です。
聴き所は満載なのですが、全体的にリズミカルな曲のなかで、中間のゆったりしたメロディーが出てきますが、この旋律は本当に美しいので、コンサートではその魅力をしっかりお伝えできたら、と思います。

この他にも、リクエストコーナーでは皆様からのリクエストにより演奏いたします。こちらもどうぞお楽しみに

 

TOMOYO


24. 12月 2016 by Tomoyo
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