Farmer’s day
自然とはなんだろう?
それはバランスではないだろうか。
今日参加したイベント、
Farmer’s dayで自然農法による農業をされている方のお話を聞く機会がありました。
いつもおいしいと思って食べている千葉県の「くりもと地球村」の村長、近藤さんのお話を聞き、くりもとさんのお野菜を使ったランチをいただけるというイベント。
普段なかなか知ることのできない分野の農業、畑のお話を聞くことができた貴重な時間になりました。
農業には普通の堆肥や農薬を使う農法、有機農法、自然農法があり、それぞれの違いなどを知りました。
何より興味を持ったのは、畑の土作りのお話。
自然農法で作物を植えるまでに、何年も時間をかけて土を自然な(農薬、そして肥料さえもない!)状態にしていくそうです。
畑に生えてくる雑草によってその状態がわかるとか。
ふかふかで耕された状態になると、はじめはすすきなどの硬い草が生えていた畑から、オオイヌノフグリ等の背丈の短い、可愛らしい雑草が生えてくる。
でも、その元気な土も耕し続けないと、すぐにもとの硬い草が生える「林」に戻ってしまうそうです。
くりもとさんではこうした雑草と言われる草も、干して畑に還しているそうで、一連のお話を聞いていると本当に自然って無駄のないしくみが備わっていて、私たちはそのほんの一部しか知らないと思わされます。
冒頭の言葉は近藤さんがおっしゃっていた言葉です。
農業って、毎日の食につながり、健康に繋がるものなのに、その実態を知ることはなかなかありません。
農業と、それを流通させる市場というものの関わりについても聞くことができました。
本当は昔のように自分でつくって自分で食べる、というのが理想的なんだろうな…
実際に愛情をかけてえ育てられたお野菜は、力強く、濃い味がしました。
土に過剰な養分がないから、あく抜きが欠かせないほうれんそうも生で食べられるのです。(写真参照)
同じ畑でも人が変わるだけでお野菜の味が変わる位、その人と畑の関係は密接なのだとか。
ちょっと体験したいという方には、就農体験もできるそうで、一日からお手伝いができます。
くりもとさんには若い研修生、インターンの方などもいらっしゃるんですって。
今、食についていろんなポリシーがあったり話題になったりしているけれど、今日みたいに興味深いお話を聞けて、美味しいお野菜を食べることができる時間はなんだかとっても楽しいものでした。理屈を抜きにね。
大勢で食卓を囲むというのもウキウキします。
なんだか、畑作りも音楽と同じだなーと思ったりしました。
私も良く食べて、いい音楽をつくって皆さんにいい時間をお届けしたいな。
TOMOYO