昨日、久し振りに学生時代のアルバイトについて書いていて思い出した、パン屋さんの思い出をひとつ。

割りとのんびり屋の私は、パン屋の仕事の覚えが悪く、それはそれは叱られたものです。

家族以外に滅多に叱られることのない良い子(当時)の私がはっきり叱られたので、辛い日が続いていましたが、ある日ポロリと辛さがかたまったかさぶたのようにはがれ落ちた時がありました。

それからは割りと動けるようになり、キツかったけれど、楽しく働けたのです。時々は時計よ速く進めー、と思いながらも夢中でやっていたと思います。

その頃、成人式を控えて、実家に一時帰省するという時に、その厳しかったおじさんと、優しく面倒見てくれていたお姉さん先輩が何やら店の奥の厨房から食材の搬送段ボールを繋ぎ合わせたような大きな箱を出してきました。なかを開けると、店の人気商品のパンを、ケーキのかたちにして焼かれた、お祝いのパンのケーキが入っていたのです。上にはクリームと苺がのっていました。当時写真なんて撮らなかったと思うけれど、はっきり覚えています。

それはとっても嬉しかった。一人で食べきれなかったので、大学で友達に手伝ってもらった記憶があります。

おじさんのパンは、日によって大きさが違ったり、時々原型をとどめないようなものもあったけれど、美味しくて、ダイナミック。なんというか、今思うと凄みというものだったように思え、ユニークでお客さんにも愛されていました。

よい時期にいい勉強をさせてもらったな、と思い出しました。

とはいえ、今でも、時々かさぶたがはがれることがあり、はがれるまで待てずに却って治りが遅くなることも多々。

それを代謝とか、成長と呼ぶのかもしれないですし、ああ、ユーウツ、と今は笑えるくらいにはなりました。そのうち笑い飛ばせるようになるでしょう。

そろそろ学校も新年度が始まりますね。入学、進級、おめでとうございます。

TOMOYO

 


06. 4月 2022 by Tomoyo
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