都会の車窓から

ある午後、がらんと空いている総武線快速電車に乗っていると、地下の東京駅を過ぎ、両国のあたりで地上へ抜ける時に、急に視界が開けた。

すると高い空が現れて、冷えた車内に太陽の陽射しが注ぎ、あっという間に肌があたたかくなった。

そうそう、この感じ、と思い出すのは、いつかの夏、東北本線の福島から仙台へ向かうところだったか、一ノ関から盛岡へ向かうところだったか、車窓から見た青青とした水田と高い空。

昼下がりの車窓で知った夏の手触りは、異なる時、異なる場所の風景が、どこか続いているんだよ、と知るための窓になりました。

TOMOYO


19. 8月 2020 by Tomoyo
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