17年目のトワイライトコンサート、お祝いとベートーヴェンの二番のソナタ
今日は千葉での演奏。
アヤカちゃんとベートーヴェンの二番のヴァイオリンソナタと、クライスラーの作品を取り上げました。
二番のソナタは一番とまた作品の趣が違い、ベートーヴェンらしくない、なんて思いながら取り組んでいました。
でも、
らしくない、とは、はて、私が抱いているベートーヴェンのイメージとはどんなものなのだろうか、
そして、
29歳のベートーヴェンの姿をただ見つめて弾き、ここはベートーヴェンらしいとか、そんなイメージをざらりと取っ払いたかった二週間。
伝記などを照らし合わせてみると、このころから難聴の兆しが見え始めるそう。
ボンを離れて、新天地ウィーンのベートーヴェン。
伝記は伝記でしかなく、私は作品から伝わるベートーヴェン像を大切にしたいと思っていたのですが、二番は逆にその作品から伝わる漂いぶりが生々しかった。
漂っているようで、着地点はある。そこはベートーヴェンだなあ。
ご来場のお客様からは二番のソナタをはじめて聞いたとの、お声もありました。
漂うベートーヴェンはいかに。
さて来月は三番のソナタを演奏予定です。
打ってかわって譜面はかなり重厚で、少し身構えています。
3月は29日(金)の演奏予定です。
そして、本日はこのトワイライトコンサートが17年目のお誕生日という、記念の日でした。
これは特別な日ですよ…
いつも陰でこのコンサートを支えてくださっているホテルの方や、歴代スタッフさん。そしてお越しくださるお客様の力で迎えた17年目。
私たちもこの時間が少しでも楽しんでいただけるものになるように今後とも励みたいと思います。
本日も寒いなかありがとうございます。
明日はいっそう寒くなるそうですね。あったかくすごしましょ。