Bloom- Attraction
アルバム「Bloom」リリース記念ということで
今週一週間は収録曲7曲を一曲ずつご紹介しています。
あと二曲、6日目の今日は6曲目の「Attraction」
この曲は昨年の大晦日に書きました。
ちょっとこの曲は他の曲とはだいぶ異なる音の風景かもしれません。
私は大学時代に現代音楽を勉強していて、
卒業とともに曲を全く書かなくなりました。
歌ものを書く以外は曲を書くことがすっかりなくなっていたので、
昨年は一ヶ月に一曲、何でもいいから書くというお題を決めていて、
12月、忙しかったひと月の月末になって、あっ!と思い出して書いた曲。
マニアックな解説なので…まずは聴いていただいて、
以下は興味のある方だけ読んでください(笑)
こんな解説より、聴いて感じていただくことの方が重要な気がするので。
この曲は基音というのがあり
始まりとおわりが一つの音に集約されるようになっています。
(できてみたら、そうなっていた)
始まりは一つの音から、道のりを経て
終わりは厳密にいうと1オクターブのユニゾン。(音は二つ)
1オクターブは周波数は倍になります。(きれいな整数比、1:2)
ピアノは調律の兼ね合いもあり、わずかな差がありますが
最後の瞬間によーく聴くとピアノの弦同士の共鳴が聞こえます。
二つの音が一瞬うねって、
そしてしばらくすると倍音(5度上のおと)
がうっすら響きます。
マイクはかなりピアノの近くで録っています。
ミックスはほぼそのままの状態。
これは、おと遊び、の曲かもしれません。
音そのものは、わかるような、わからないような感じかもしれませんね。
どうぞごゆっくり。
TOMOYO